アメリカで3人出産した日本人ママの体験談
アメリカの無痛分娩、
痛いときもあれば、痛くないときもありました。
今回は1人目出産時のエピソードです。
誘発分娩→麻酔
1人目は予定日超過で誘発分娩でした。
陣痛促進剤が効いて、突然来た強い陣痛に耐えながらの麻酔でした。
麻酔はベッドの上にあぐらをかいて座り、背中を丸めた状態でカテーテルを挿入し、
麻酔を注入してもらいます。
その後は手元にスイッチを渡され、痛みが強くて麻酔を追加したい場合は、
スイッチを押せば1回分の麻酔が追加できます。
スイッチには制御機能があり、もし万が一何度も押してしまっても
必要以上に追加されない仕組みになっているので安心です。
私は麻酔がとてもよく効き、産むまで全くといっていいほど痛みが出なかったので、
最後までスイッチは押しませんでした。
夫は戦力
麻酔が効くと、下半身には力が入らず、だらーんとした状態になります。
そこで活躍する(させられる?)のが夫です!
力がうまく入らないので、足を開いた出産の体勢でキープするのも大変。
看護師さんが片脚を広げた状態のまま支えてくれて、
「あなたはこっちを押さえて!」と、反対の脚を支える担当はなんと夫!
今までドラマで見てきた出産シーンは、
頭の近くに立って、手を握って、頑張れ!と奥様を応援するご主人。
でも現実は違います。ここはアメリカ。夫が立つのは足側。
そう、丸見えです。びっくり。
ただ我が家の夫の場合、何か自分も力になりたいという気持ちが強くあったようで
脚をガシッと支えるのはもちろん、いきむための掛け声も率先して行い
だんだんと出てくる赤ちゃんの様子を実況しながら(私も鏡で見てるけど)、
一緒に頑張ってくれました。
だから私も、驚いたけど恥ずかしいとは思わなかったし
産まれる瞬間を一緒に迎えられたという喜びの方が大きかったです。
ただ、血が苦手でドラマの手術シーンなんて絶対に見ることができない夫、
会陰切開の瞬間だけはやっぱり怖かったそうです。
副作用
快適な無痛分娩ですが、麻酔による副作用もありました!
麻酔を入れて効き始めてから、なんだか腕やお腹がムズムズ。
時間が経つにつれてかゆみが強くなっていき、腕や胸、お腹をひたすらボリボリ。
皮膚がかゆいというより、体の内側からかゆみが湧き上がってくるような、
どうしようもないかゆみ。掻きすぎて赤くなる腕。
あまりのかゆみに耐えられなくて、看護師さんに相談すると
「それは副作用ね!そういう人もたまにいるのよー」と。
効果的な対処法は無く、アイスパックをもらって冷やしながら我慢しました。
結局出産するまでかゆみは続き、
麻酔を止めてもらったらすぐにかゆみもパタリと止まりました。
すると今度は手の震えが止まらない!!!
プルプルとした小刻みな震えではなく、肘から下がガタガタと大きく揺れていて
水が飲みたいのにコップがうまく握れない程でした。
自分で止めようにも止められず、怖くなってまた看護師さんに相談すると
「それも副作用よ!自然に止まるから大丈夫。」と。
看護師さんの言うとおり、時間の経過と共に震えはおさまりました。
麻酔が出産の痛みを取り除いてくれたおかげで
自分の出産に集中できたことはとてもよかったです。
ただ、副作用が起きたときには少し怖い気持ちもあって
麻酔はとても強力な薬なのだなぁと改めて実感しました。
初めての無痛分娩を終えて
私が出産する少し前に、日本にいる友人が無痛分娩で出産しました。
その友人は麻酔の効きが弱かったそうで、「無痛というより和痛くらいの感覚」
と教えてくれていました。
そういう覚悟をして迎えた出産だったので、こんなにも痛みを感じずに
出産できるのかという驚きの気持ちが大きかったです。
アメリカでは無痛分娩で出産する方がとても多く
総合病院のため麻酔科医が常駐していて、
出産の麻酔に対する経験が豊富であるという点ではとても安心感があり、
私の感想としては、無痛分娩にしたことで出産の全過程に集中できて
とても良かったと感じています。
