アメリカで3人出産した日本人ママの体験談
アメリカでの立ち会い出産は
家族で一丸となって挑む、そんな現場です。
立ち会い可能な人数は?上の子も入れるの?
私は2つの病院で出産経験があり、
どちらの病院も総合病院で、
立ち会い人数に制限はありませんでした。
ただ、上にきょうだいがいる場合、子供の立ち会いは可能ですが
【10月から3月の間はインフルエンザの予防接種証明が必要】
というルールになっていました。
大人に対しては特に予防接種の制限はありません。
ただし、途中で緊急帝王切開となった場合は
夫でも立ち会いができないため
出産する本人のみが手術室へ入ることになります。
我が家は、1人目の時は実母と夫が立ち会い、
2人目・3人目の時は上の子(たち)を自宅で実母に預かってもらって
夫のみの立ち会いで出産しました。
夫は出産チームの一員です。
私の立ち会い出産イメージは、いきむ妻の枕元に夫が立ち
手を握って「頑張れー!」と妻を励まし支える図。
でも、アメリカでは違いました。
子宮口が全開になり、さぁいきみましょうという段階で、
私は麻酔で脚に力が入らない状態だったため、
片方を看護師さんが、もう片方を夫が脚を抱えて支える形で
出産しました。脚を支えるのは、看護師さんからの指示でした。
夫が妊婦さんの頭側でなく、脚側に立つというのは
アメリカでは比較的スタンダードなスタイルのようです。
夫は真剣に、赤ちゃんが出てくる姿を見ながら応援してくれていました。
陣痛の波に合わせて看護師さんが「1,2,3,Push!!!」
と合図を出してくれて、それに合わせていきむのですが
最後の方はもはや夫がその掛け声を先導していました。
そんなこともあり、赤ちゃんが出てくる瞬間は
医療チームと私たち夫婦の全員で共有できた感覚です。
夫の立ち会いが足側、と思うと気が引けるところもありますが
出産という一大イベントに、夫婦が同じ熱量で挑める貴重な時間でした。
最後に夫は臍の緒のカットもしました!
実は夫は、医療現場が映るドラマやドキュメンタリー番組は
絶対に見られないほど苦手だそうです。
出産の立ち会いも不安に思っていたほど。
ですが、この一連の出産現場に立ち会った夫は逞しく進化を遂げ、
臍の緒のカットだけでなく、出てきた胎盤まで確認していました。
撮影はできるの?
私が出産した病院では、
写真はOK・動画はNGでした。
また、撮影をする場合は必ず【夫以外の撮影者】が必要でした。
理由は上のトピックでもお話ししたとおり、
夫には出産過程で役割があるからです。
1人目の出産時、夫と実母に立ち会いをお願いしており
私は自分の出産を記録に残したいと思ったので
自分のスマートフォンを実母に託し、
赤ちゃんが出てくる瞬間までしっかり写真に収めてもらいました。
絶対に人に見せたくない写真ばかりですが、
この時しか撮れない写真だったので、
記録として残せて本当に良かったです。
撮った写真は自分だけの保管用として
誰の手にも渡らない場所へ保管し、
デバイスからはすぐに削除しました。
2人目以降の出産は夫のみ立ち会いだったので、
出産の過程を撮影できたのは最初の一度きりでした。
実母には本当に感謝しています。
アメリカでの立ち会い出産について
アメリカでは、出産は「家族のイベント」であり
赤ちゃんを家族で迎える
という気持ちが強いように感じました。
夫が戦力扱いなのも、その一つです。
また、出産する本人が希望することは
可能な限り聞き入れてくれます。
これは、様々な人種・宗教や信仰があるアメリカだからこそ
個人の自由を尊重してくれているのかな、と思います。
私たち夫婦は、バースプランは作成しませんでした。
でも、宗教に基づく作法や、叶えたいこだわりをお持ちなら
バースプランを作成し病院へ相談することをおすすめします。
おまけ:臍の緒の話
出産に関する大きなこだわりは持たなかった私たちですが
出産前、夫に何気なく
「日本人特有の文化だし、臍の緒は残したいなぁ。」
なんてことを呟いていました。
「アメリカではとっておく人いないよね。」なんて話したりして。
それを察したかのように、実母は臍の緒を入れるケースを
買ってきてくれていました(これには驚き!)。
臍の緒は、出産直後にカットしておへそに付いている臍の緒が
日が経つにつれて水分を失いカラカラに乾いてきて
ポロっと自然に取れたら、それを大事にとっておくもの。
ですが、私が臍の緒をとっておきたいと思っている
ということを強く記憶していた夫、
出産直後にドクターへ
「臍の緒を大事にとっておきたいから、カットしてくれないか?」
と依頼して、生のみずみずしい臍の緒をケースに入れてもらっていました。
産後に「はい、これ。」と渡されて大笑い。
冷静になって気付いた夫も大笑い。
子供が産まれて興奮状態にある中でも、
臍の緒確保しなくちゃ!と思ってくれたんだね。
私のやりたいことを覚えていてくれて嬉しかったです。
でもドクターは
私たちのこと奇妙な奴らだと思っただろうなぁ。
生の臍の緒もらう夫婦。
まとめ
3度の出産を通して、
アメリカでの立ち会い出産は
家族で出産を迎えるための大切な場所であり、
そのために可能な限り家族の意思を尊重してくれる
そんな印象を持ちました。
大切にしたい風習やこだわりがある方は
是非一度、相談してみることをオススメします!
